米国、9000マイル、車の旅

1998年9月6日(日)晴れ一時雷雨
Meridian〜(I59)〜Hattiesburg〜(F49)〜Biloxi〜(I10)〜NewOrleans(泊)

まだ薄暗い内に出発。HattiesburgからF−49で南下し、メキシコ湾に面したBiloxiに着いた。広い砂浜が続くこぎれいな町で、カジノが多数ある。ここには南部同盟国大統領のジェファーソン・デービスの家がある。I−10を西へ向かってルイジアナ州のNew Orleansへ入る。久しぶりの大都会である。ケベックから移住してきたフランス人が作り出し、おいしいとの噂のケージャン料理を食べたが、No−Goodであった。
夜、僕ら(男ふたり)は、町にくり出した。途中、白人女性とすれ違うときに、その女性は僕らを見てくすくすと笑った。どうして笑われたのかさっぱり解らなかったが、バーボン通りの一つ北側の通りで、異様なすさまじい光景を目の辺りにしたときにその理由が解った。そこには、多数の男たちが群がっていて、ある男は女装して、ある男は上半身裸で尻の割れ目に食い込む革のパンツを着けて、ある者は全裸で、通りをビールを飲みながら歩いているのだ。ちょっとにぎやかなお店の中に入ると、筋肉ムキムキの男が全裸でお立ち台の上で踊っていて、見物している男がチップを渡していた。そして、極めつけは路上で、一人の男が、別の男のアレを口にくわえたり、指でしこしことしごいたりしているのだ。まさしく、これはゲイ(ホモ)のお祭りだったのであった。
その場に居たたまれなくなった僕らはバーボン通りのジャズレストランで少し飲んだ。12時頃、ホテルに戻ったら、エレベーターで、ゲイのペアと一緒になり、おそらく僕らもゲイだと彼らに思われているなと感じながらベッドにもぐった。お祭りは明け方近くまで続いていたようである。